【映画・音楽・芸術・本・自然・家族・仕事】岩山亮一の芸術的思考

シンガーソングライター岩山亮一が「生きることは芸術そのもの。葛藤や矛盾が芸術を生み出すんだよきっと。このままの僕でいい、そのままの君でいい、無理せずに、ただ生きていこう。人生の楽しみ方はたくさんあるよ。」などのメッセージを込めたありのままブログ

コップランドは実は良質な映画だ!

コップランドって、実は見ればみるほどよさが分かってくるのではないか。」

 

 

と思う今日この頃。 

監督はジェームズ・マンゴールド

トムクルーズとキャメロンディアスのアクション映画「ナイト&デイ」やヒュージャックマン主演の「ウルヴァリン:SAMURAI」「ローガン」などを監督しています。

さらに、今後スターウォーズからのスピンオフ映画(ボバフェットを中心に描いた作品)を監督する予定とのこと。

さて、「コップランド」ですが、スタローンはこの映画で初めて演技を評価されました。今までは、演技をぼろくそに言われることが多かったのですが、、、。

 

f:id:actionsinging:20200216191758j:plain

役に合わせて体重をだいぶ増やし、全然かっこよくない姿なのです。

しかも片方の耳が聞こえない保安官。動きも非常に鈍いです。

見どころは、このどうにも冴えない保安官がどんな過程を経て、正義に目覚め、行動していくかという所。

 

これまでのスタローン映画とは目つきがまるで違い、常に優しい眼差し。悪く言うと、何に対しても意欲がない、どうでもよいというような目つき。

監督の演出、こだわりがスタローンの表情から分かります。

このあたりのスタローン映画は、「デモリションマン」「暗殺者」「スペシャリスト」

など、強さを前面に出した役が多く、スタローンとしても大きなチャレンジだったのだと思います。でも、チャレンジして大当たりでしたね。

 

f:id:actionsinging:20200216191744j:plain

その後、デニーロと「リベンジマッチ」で共演できたのも、この「コップランド」がきっかけだったのかもしれませんね。