コップランドは実は良質な映画だ!
「コップランドって、実は見ればみるほどよさが分かってくるのではないか。」
と思う今日この頃。
監督はジェームズ・マンゴールド。
トムクルーズとキャメロンディアスのアクション映画「ナイト&デイ」やヒュージャックマン主演の「ウルヴァリン:SAMURAI」「ローガン」などを監督しています。
さらに、今後スターウォーズからのスピンオフ映画(ボバフェットを中心に描いた作品)を監督する予定とのこと。
さて、「コップランド」ですが、スタローンはこの映画で初めて演技を評価されました。今までは、演技をぼろくそに言われることが多かったのですが、、、。
役に合わせて体重をだいぶ増やし、全然かっこよくない姿なのです。
しかも片方の耳が聞こえない保安官。動きも非常に鈍いです。
見どころは、このどうにも冴えない保安官がどんな過程を経て、正義に目覚め、行動していくかという所。
これまでのスタローン映画とは目つきがまるで違い、常に優しい眼差し。悪く言うと、何に対しても意欲がない、どうでもよいというような目つき。
監督の演出、こだわりがスタローンの表情から分かります。
このあたりのスタローン映画は、「デモリションマン」「暗殺者」「スペシャリスト」
など、強さを前面に出した役が多く、スタローンとしても大きなチャレンジだったのだと思います。でも、チャレンジして大当たりでしたね。
その後、デニーロと「リベンジマッチ」で共演できたのも、この「コップランド」がきっかけだったのかもしれませんね。