【映画・音楽・芸術・本・自然・家族・仕事】岩山亮一の芸術的思考

シンガーソングライター岩山亮一が「生きることは芸術そのもの。葛藤や矛盾が芸術を生み出すんだよきっと。このままの僕でいい、そのままの君でいい、無理せずに、ただ生きていこう。人生の楽しみ方はたくさんあるよ。」などのメッセージを込めたありのままブログ

クリード2はロッキー2のパクリだった件。

かれこれ、クリードの記事を書くのも3回目となりました。

なんか止まらなくなっちゃって。

 

さて、

クリード2はロッキー2のパクリだった件。

 

クリード2がロッキー2と重なる点をいくつか紹介します。

 

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 雪が積もる動物園でロッキーがエイドリアンにプロポーズしたのはロッキー2でしたね。

 エイドリアンは耳当てをしていたので、「今なんて言った?」と聞き返します。ドラマティックなシーンでした。

 クリード2でも、ビアンカアドニスのプロポーズが聞こえなかったため、「今なんて言った?」と聞き返します。

 

 その後ロッキー2では結婚式、引っ越し、妊娠と進んでいきます。

クリードでは結婚式のシーンはなかったものの、プロポーズ、引っ越し、妊娠と進んだので同じ流れですね。

 

 ロッキー2では、エイドリアンの妊娠がわかったあと、いろんな仕事をしてみますが悉くうまく行かず、荒れていきます。そしてだんだんと「自分はやっぱりファイターだ」と自覚していきます。

 クリード2はどうでしょう。

クリードアドニスは子守りに苦戦します。そして子守をしながらジムで、「自分はファイターだ」と自覚します。

 

 どちらもファイターだと自覚するシーンはサンドバッグを叩く姿です。

 

 そのロッキー2ではアポロから再戦を迫られます。「ロッキーバルボアはどこにいるんだ。」「どこに隠れてるんだ」と。

 ロッキーは宿敵と戦うことを迷います。

 ここらへんもクリードが踏襲しています。

 

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 さらに、ロッキー2では練習に身が入らない時間がとても長い。

でもエイドリアンが目を覚まし、「ちょっと来て。」とロッキーを耳元に近づけて、「Win」と笑顔でロッキーに伝えました。

(その瞬間のロッキーの表情を思い出すと、なぜか涙が。。。)

 同時に鳴ったゴングの音のような音楽もとても効果的でした。

ロッキー2ではエイドリアンから愛の鞭が入り、ロッキーは過酷な練習を開始したのです。


 クリード2でも、ビアンカに「絶対勝って。」というようなことを言われ、過酷な練習を開始します。

 

 極めつけは

 ロッキー2でロッキーがアポロとの試合に行く前、控え室でミッキーが言ったセリフ。

「It's time, kid」

 これもクリード2でクリードがドラゴとの再戦にいく直前、ロッキーがアドニスにかけた言葉と全く同じです。

 ロッキーは、ミッキーからトレーニングを受けてきたので、自分がかけられてきた言葉を同じようにアドニスにかけるのは自然なことだと思いますが。

他にも、いろいろとロッキー2のオマージュだと感じるところはありますが、このへんで。

 

ですので作品全体を通してロッキー2そのものという感じです。

 そこにロッキー1、3、4、5、6の要素が入っていく。

 アドニスが肋骨をやられるところはロッキー1でアポロが右脇腹をやられるところとつなげていると思うし、アドニスが過酷なトレーニングを終えた後の目つきが明らかに変わったのは、ロッキー3の虎の目を意識していると思われます。

特に重なるキーワードとなる言葉は

「Get up」「I did it」あたりでしょうか。大切なシーンで使われていました。

 

 ロッキーが大好きな人が脚本を書いてるのでしょうね。よく言えばロッキーシリーズをリスペクトしているといえるし、悪く言えばロッキーシリーズをパクっているともいえます。

 ロッキー2のリメイクと言ってもいいかもしれません。

 

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 とは言うものの、ロッキーシリーズ自体も常に踏襲して作られてきました。
戦うかどうか迷い、戦うことを決めるが、集中できない。エイドリアンの愛を受け取って、練習再開。そして勝つ。この流れがわりとお決まり。

 

 アドニスが人間的に成長していく姿と、ロッキーが成長していく姿を重ねてこの映画がつくられていることがわかります。

 

 

 

 

クリードとロッキーが決定的に違うところ
 

 

 ただ決定的に違うところは、アドニスロッキーほど不器用ではないこと

 ロッキーは字もまともに読めず馬鹿にされます。

アドニスは子守りで苦戦したはいえ、数時間で乗り越えますから。

 

 そういう意味ではアドニスは非常にスマート。現代に合ってるといえばそれまでですが、もう少しアドニスにも人間的なところがほしい気がします。

 このアドニスクリードが、ロッキーほど愛されるキャラクターになるかが、微妙なところです。

 僕は、映画クリードを見ていてもロッキーの人間性に惹かれてしまいます。

 

 

ロッキーの服装

 

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 今回のロッキーの服装も、ロッキー1、ロッキー2のときのような街のごろつきをイメージした皮ジャンに帽子というような出で立ちで服装だけ見ても感慨深い。

 

 クリード2のラストファイトでもほとんどこの服装のままです。

 しかもボールももってるじゃないですか。あのよく弾むボール。

ロッキーが帰ってきた!と感じて常にわくわくです。

 

音楽の効果

 

 クリード2では、感情が高めるときに、ロッキーの曲が使われていました。
特に、ラストファイトでダウンを奪ったときに、「Gonna fly now」が流れました。

 あとは不安定な気持ちにさせるギターの音色が多様されていました。アルペジオで鳴らした不安定な音です。独特の緊張や不安定を産み出していましたが、使用する回数が多すぎる気がしたのは僕だけでしょうか。

 またこの音か、と少し気になってしまいました。

とまあ、いろいろ書こうとすると、ロッキー愛が止まらないので、とりあえずこのへんでやめときます。

 

 ロッキーやアドニスクリードのように、あきらめずにチャレンジして続けていきたいものです。

 

 ぼくのつくっている曲からも元気をもらっている人がいると信じて、自分の曲も発信し続けたいと思います。よかったらMVをご覧ください。

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